教育ローンの審査や返済について

教育ローンの審査から、返済方法、選び方まで

教育ローンの審査ってどんな内容なの? 返済方法や選び方が今一つ分からない…と悩んでいませんか?

 

子供の教育費は家計の多くの割合を占めるので悩みの種ではありますが、教育ローンを利用できればかなり助かりますよね。

 

教育ローンは国営のものや銀行のものなど、その種類も多種多様です。

 

当サイト「まなぶくん」では、教育ローンや、その審査について徹底調査しました。このサイトで、教育ローンに関する悩みを解決しましょう。

 

 

教育ローンを利用してみよう

国営の教育ローンとは?

国営の教育ローンは金利が低く、しかも固定金利になっているため、利用計画が立てやすいメリットがあります。ただし低所得世帯の救済という性質のローンなので、収入が高いと利用はできません。

入学式のこども

 

大学進学には多くのお金が必要ですが、特に入学時にはまとまった資金が要りますよね。

 

入学金、授業料、実家を離れて進学する場合はこれに加えて、アパートの敷金・礼金、引越し費用、家具や家電も買いそろえなければなりません。そのため、お子さんの進学に合わせて教育ローンを利用する方も多いです。

運営は「日本政策金融公庫」

教育資金というと奨学金制度がすぐに思い浮かびますが、銀行、または国営の教育ローンというのもあるのです。

 

国営の教育ローンを運営しているのは「日本政策金融公庫」で、民間金融機関の補完をコンセプトに、個人向けローンの他、農林水産業や中小企業への経営資金の貸付など、融資をメインに行っている会社です。国営ローンのメリットは、なんといっても金利が低いことでしょう。ちなみに、2016年6月現在の金利は年利で1.90%で、固定金利になっているのも特徴です。返済の計画が立てやすいので、これもメリットといえるでしょう。

 

融資額は350万円、海外留学資金の場合は450万円が上限です。契約が成立すると、ここから100万円あたり5〜10万円程度(契約条件によります)の保証料が差し引かれた分が融資されることになります。万が一契約者の返済が不能になった場合、返済は保証会社がすることになりますが、保証料とはそのときのために前もって支払っておく保険料のようなものです。この保証金システムがあるため、融資には連帯保証人は必要ありません。

 

申し込みから審査

契約の申し込みはインターネットで行うことができます。手続きをして必要書類を郵送してから審査結果が出るまではだいたい10日ほど、そののち郵送で契約書を交わすことになるので、申し込みから審査、融資までは20日くらいを見ておくとよいと思います。

 

教育ローンなので教育資金以外には使えませんが、使用対象が幅広く設定されています。対象学校は高校、大学から専門学校、予備校まで、お金の使い道も入学金、授業料だけではなく、家賃やパソコンなどの教材費、通学費にも使えます。

 

利用する際の注意点

利用する際の注意点は、世帯収入の上限が定められていることです。つまり、通常のフリーローンは収入が少ないと審査で落とされますが、このローンは多いと利用できないわけです。これは、所得の低い世帯の救済という性質が強いためです。

 

ちなみに、子供1人の場合は790万円が収入の上限で、1人ふえるごとに100万円ずつ上限が上がります。ただし、条件によっては上限額が緩和されるので、これはホームページなどで確認してみてください。

 

銀行の教育ローンとは?

銀行の教育ローンは、高金利・変動金利であること、借り入れタイプがリボルビング型であることが特徴です。融資の利用範囲は国営のローンとだいたい同じですが、生活費は不可の場合もあります。

笑顔の女子

 

教育ローンは各銀行でも取り扱っています。需要の多いローン商品なので、扱っていない銀行はないのではないかと思いますね。口座を持っていて、日常的に利用している銀行の教育ローンをそのまま契約してもいいのですが、ローン商品や審査は銀行によって条件がいろいろ違うため、多少面倒でも数社を比較して検討された方がよいでしょう。

 

銀行ローンは変動金利が基本

銀行の教育ローンの金利は、利息に加えて保証金も加味して金利が設定されていることもあり、国営ローンと比較するとやはり高くなります。たとえば2016年6月、東京UFJ銀行は3.975%、みずほ銀行と三井住友銀行は3.475%となっています。また。銀行ローンの金利は基本的に変動金利であることにも注意しましょう。利用期間中に物価が変動すると、それにともなって変動する可能性があります。

 

みずほ銀行など一部の銀行では固定金利も選択できますが、その場合は金利はさらに高くなる点も注意です(みずほ銀行の場合は現在4.200%)。

 

利用の申し込み方法

融資を利用できる学校は、高校・大学・専門学校・予備校などで、ここは国営の教育ローンと変わりがありません。教材など教育費全般にも使えますが、家賃など生活のための費用は、出費を証明することが難しいと言う理由から、利用不可、と規定している銀行もあります。どういった範囲に利用できるかは、審査の前に銀行に直接確認した方がいいですね。

 

融資額の上限は、300万円という銀行が多いですが、それ以上の融資を希望する方のために有担保ローン商品を用意している銀行もあります。有担保ローンを組んだ場合は、金利は上で述べた無担保ローンの金利よりも低くなります。

 

借り入れはリボルビング型

銀行ローンの借り入れは、リボルビング型になっています。融資額の上限を超えない範囲であれば何度でも借り入れができるタイプの融資です。現在個人向けのキャッシングはほとんどこの形式になっていますが、教育ローンも例外ではないということです。ちなみに、国営の教育ローンはクローズエンド型なので、追加融資を希望する場合は、まず返済を終了して契約を完了する必要があります。

 

教育資金は急な出費も予想されるため、リボルビング型の融資は便利です。ただし借り入れと返済の状況をしっかりと把握しておかないと、返済が滞るリスクが高くなります。せっかく審査をパスしても、返済が滞ってはいけません。

 

奨学金制度と審査について確認してみよう

よく知られているのは日本学生支援機構の奨学金ですが、滞納にペナルティがあり、おすすめできません。財団法人、自治体、大学などの奨学金もありますので、申込や審査を検討してみましょう。

 

奨学金制度についても見てみましょう。

 

奨学金といえば「日本学生支援機構」(かつての「育英会」です)が有名ですが、実はいろいろなタイプの奨学金があるのです。

 

奨学金の種類 内容
給付型奨学金 返済不要の奨学金です。あまり話題になりませんが、公益財団法人、一般財団法人、大学など、奨学金を給付している団体は意外と多いのですが、一定の条件を満たさないと受け取ることができません。財団法人の奨学金は、大学や学部が指定されていることが多いです(指定のない奨学金もあります)。大学の場合は、まず当然ですがその大学に入学すること、世帯収入が高くないこと、大学が定めた以上の成績を収めること、などが条件になります。毎年成績が審査される大学もあったり、なかなか厳しいです。
無利子型・低利子型奨学金 無利子型の奨学金は、通っている高校を通して日本学生支援機構に申し込みますが、募集枠が少ないうえ、5段階評価で平均3.5以上の成績が求められるなどの難しい条件があります。地方自治体によっては、低利子の奨学金を実施していることがあります。募集人数は少ないのですが、認知度が低いので応募数も少なく、比較的受けやすいと思われます。申し込み、審査について一度調べてみるとよいでしょう。
有利子型奨学金 いちばん多くの学生が利用しているのが、日本学生支援機構の有利子型奨学金です。進路や成績の条件がなく、募集数も多いので融資を受けやすいのですが、返済の滞納から生活困窮に陥ってしまう社会問題の要因になっている奨学金です。融資額は3万円から12万円まで5種類から選択ができます。学校を卒業すると返済がはじまり、金利は年0.5%から3%です。これだけ見ると銀行などの教育ローンよりもずっと返済しやすく思えますが、実は、返済を3ヵ月延滞すると、年10%という、非常に高額な延滞金が課せられるシステムになっているのです。

 

スムーズに就職できなかったり、リストラ、給料未払いのブラック企業に勤めてしまったりといったことがあると、たちまち延滞金が発生します。これが、若い世代に多くの生活困窮者を生んでいる一因にもなっているのです。

 

返済滞納は日本学生支援機構にとっても長年の課題であったようですが、融資のときは門戸を広く開け、返済トラブルがあると契約者の瑕疵を楯に高額な違約金を徴収するというのは、あまり良い気持ちがしませんよね?

 

そのように感じる場合は、有利子型奨学金の利用は、できれば避けたいところです。もしも利用する場合は融資額をできるだけ少なくして、在学中に返済資金を少しずつ貯蓄するなどの対応が必要です。

 

 

学生ローンを教育ローンに利用することはできる?

学生ローンは、契約する学生が審査の対象で、収入に応じた額しか借りることができません。学費に利用することは可能ですが、授業料などにあてるほど高額の借り入れができる場合はほとんどないと思われます。

笑顔の家族写真

 

ローンの中に、「学生ローン」という商品があります。学生ローンとは文字通り、学生向けのローンですが、授業料などの教育資金を学生ローンでまかなうことはできるでしょうか?

 

学生ローンは個人向けフリーローン

学生ローンは個人向けのフリーローンに分類されるものなので、基本的に使い方に規定はありません。何に利用しても自由なので、そうした意味では教育費に使うこともできるといってよいと思います。しかし、学生ローンはそもそも、教育資金にするほど大きな額を審査、借り入れすることはできないので、そこが障害になるでしょう。

 

「学生が主体になってキャッシングする」というのが、学生ローンのコンセプトです。学生本人が審査と借り入れをして、学生本人が返済する、ということですね。そのため、契約するためには、申し込んだ本人に、アルバイトなどによる一定の収入があることが条件ですし、同時に、融資額も収入で返済できる範囲で、ということになります。

 

「収入」と認められるのは定収入に限られます。「この間宝くじがあたったので」とか、「パチンコが趣味で、月1回は大当たりを出しています」など、不確定要素の大きい収入(いわゆる、あぶく銭、と呼ばれるものですね)は、収入には入りません。少し意外に感じるかもしれませんが、多くの金融機関で、「仕送り」も審査の際の、収入とは認められません。

 

アルバイトよりも確実な収入源のように思われますが、仕送りを収入とすると、学生が内緒で借り入れをして返済できなくなった場合、トラブルが大きく、かつややこしくなるリスクがあるためではないかと思います。

 

このように条件を見てくると、金融機関の設定した融資限度額の上限は、確かに500万円から800万円くらいに設定されていますが、そんなに大きな額を借り入れできる学生はほとんどいないのではないでしょうか。たまに、効率のよいアルバイトを掛け持ちして20万円、30万円稼ぎ出している学生の方もありますけれど、そういう場合は単純に貯蓄にまわして、授業料などに当てた方がいいですよね。

 

学生自身が教育ローンを組むメリットは…

学生自身が教育ローンを組むことはできなくはありませんが、メリットはほとんどないように思います。

 

 

教育ローンが返済できなくなったら……?

保証会社に債権が移ると、給与の差し押さえなどもありえます。督促がきたら早めに債務整理をしましょう。利子の免除、元金の減額などの他、子供の卒業までは返済を利子だけにする方法もあります。

 

ローンは、契約した時点の経済状況をもとに審査がされ、借り入れと返済の計画を立てます。でも、リストラや勤め先の倒産、または病気で仕事ができなくなるなど、人生には予測もつかない変化がつきものです。もしも生活の変化でローンの返済が難しくなったら……? 気が重い話ですが、いざというときのために知っておきましょう。

 

契約者が返済を滞納した場合はどうなる?

教育ローンには、日本政策金融公庫が行っている国営のローンと、銀行などが行っている民営のローンがあることはすでに述べましたが、契約者が返済を滞納した場合の対応は、基本的にどちらも同じです。

 

まずは契約者に督促状を郵送します。それでも返済がない場合は、保証会社に依頼して貸付金を弁済してもらいます。その後は、公庫や銀行に代わって、保証会社がローンの取立てを行いますが(代位弁済といいます)、裁判所に申し立てて給与の差し押さえを行うなど、対応はぐっと厳しいものになります。

 

最初の督促がきてから保証会社の取り立てがはじまるまでの期間は、数ヵ月くらいと考えた方がいいでしょう。この間、銀行ローンの場合は督促の回数も多く、また代位弁済の予告などいろいろと通知が来るようですが、日本政策金融公庫はあまり通知をよこさないようです。でも、リアクションがないからといって放置しないようにしてください。

 

督促がきたら、気が進まなくても早めに公庫または銀行に連絡しましょう。対応措置としては、たとえば元金据置返済という方法があります。これは、子供が在学中は毎月の利子だけを返済し、元金の返済は卒業後に行うという返済方法です。据置返済に対応していないローンもありますが、金融機関としては利子だけでも支払ってくれた方がよいので、相談してみる価値はあると思います。

 

法律事務所に相談

その他には、法律事務所に依頼して債務整理をする方法があります。金利の免除、元金の減額などいくつかの方法があり、弁護士と相談しながら世帯の経済状況に応じて選択することになります。

 

契約者が死亡したり、事故・病気で障害を負ったという場合は、団体信用生命保険があります。支払われた保険金でローンを清算する方法ですが、これはローンを契約するときに加入しておく必要があります。たとえばみずほ銀行の教育ローンはこの団体信用生命保険に対応しており、金利に年0.3%を上乗せした金額を、保険料として支払います。

 

 

以上、このサイトでは、教育ローンの審査、返済、それ以外のローンも含めた選び方についてまとめてきました。みなさまのお役に少しでも立っていただければ幸いです。